
公にしない社内恋愛は周りが気をつかう
社内恋愛をする時は、できるだけ周りの人たちには気付かれたくないものです。逆に周りにカップルがいたら気になりますし、接し方にも余計な気を遣ってしまうようになります。仮に自分自身が社内恋愛をする立場になった時にも、細心の注意を払って行動するでしょう。きっと他の人もそうだと思われますが、ところが中には注意をしているつもりでも、すっかりバレバレという人もいます。
退社のタイミングが不自然に一緒
実際、絶対に付き合っているだろうというカップルと働いていたことがありますが、まず接し方が明らかに他の人と違っていました。特に気になったのが男性側の行動で、特定の女性と接する時だけでやけに距離感が近かったです。最初は気のせいかと思っていたものの、よくよく観察をしてみるとやはり妙にお互いが寄り添う感じがあり、しかも相手もそれを自然に受け入れています。ただ、これだけでは単に仲が良い二人だけの可能性もあります。
しかしやっぱりおかしいと思えた部分が他にもあり、まず退社のタイミングが図ったかのように近かったです。どちらか一方は仕事を終えて、さっさと帰れば良いのにと思っていても、なかなか帰る素振りがありません。ところが、相手が帰ろうとすると、「自分もそろそろ」と言いつつ退社していくのです。これは逆パターンの場合もありましたので、周りからしても一緒に帰ろうとしているだけにしか見えませんでした。
チラチラと視線を合わせている
他にも気になったのが、チラチラと視線を合わせている時があったこと。最初は気付かなかったのですが、ある時から接点が見えるようになってきたのです。男性側がどこかを見ていると思うと、その視線の先には問題の女性がいます。反対に女性が視線をやった先にいるのが問題の男性。その際、いかにも笑顔になったり、目くばせをしたりすることはないようでしたが、明らかに視線を送り合っていることが分かりました。これは複数の同僚も気付くほどでしたので、気付かれていないと思っているのは当人たちだけなのでしょう。
最後まで本人たちはバレていないと思っていた
ただ、こうした怪しさがあっても本人たちがカミングアウトをして公にすることはなかったために、真相が不明の状態がしばらく続いたのですが、ある時に「やっぱりな」という答えが出たのです。実は女性の方が会社を辞めることになったのですが、その理由というのが結婚でした。そして結婚相手はというと、予想通りその男性でしたから、周りからすればやはりそうだったという気持ちになりました。バレバレだったので驚きはなかったものの、しかし本人たちはバレていないと思っていたようですから驚きです。
