
単純接触効果とは
単純接触効果とは、相手と何度も顔を合わせているうちに好感度が上がっていくという心理効果です。
アメリカの心理学者、ロバートザイアンスが証明したためザイアンス効果とも呼ばれています。
しょっちゅうテレビで見かけるタレントに何となく好感や親近感を持つようになるのは、この単純接触効果の効果が強いと考えられています。
単純接触効果を恋愛に応用するにはポイントがあります。
単純接触効果は恋愛にも使える
それは相手とコミュニケーションをとる時間よりも回数が重要だということ。
たとえば、気になっている相手とランチに行くことになったとします。
その際に、ただ当日にランチをするだけでは、そこまで親密度は上がりません。
その一回がどんなに楽しいランチだっとしても、たった一回会ったに過ぎないからです。
それでは相手とのコミュニケーションをとる回数を増やすにはどうすれば良いのでしょうか。
コミュニケーション回数を増やすには?
まず、ランチをする前日に予定の確認も含めてメールやLINEをします。
「明日は12時にハチ公前でいいですか?ランチ楽しみにしていますね!」のような感じでOK。
そして当日にランチをします。
さらに翌日には
「昨日のパスタはおいしかったですね。ぜひまた一緒に行きましょうね!」というようなメールやLINEを送ります。
こうやって意識的に相手とのコミュニケーションをとる回数を増やせば、より相手との距離は近づきやすくなるでしょう。
好きな人と頻繁に会えるように努力するのはもちろん効果的ですが、電話やメール、LINEでも一定の単純接触効果を得ることはできますので積極的に利用すると良いでしょう。
単純接触効果はできる営業マンは使っている
単純接触効果はできる営業マンは自然と使っています。
ずばり、顧客と何度も会うこと。
新規で獲得したい顧客なら、何度も足を運び顔を覚えてもらうところから始めます。
「全くあんたしつこいねー」
ぐらい煙たがれるところから始め、「わかった!話だけ聞いてやる」とアポを取り付け、営業に入る。
初めての飛び込み先で塩をまかれ、もう二度とくるなと門前払いされた営業マンを知っています。
この後、彼どうしたと思います?
近くのスーパーに塩を買いに行き、「先ほどは大切なお塩を使わせてしまい申し訳ありませんでした!!」と誤りにいったそうです。
で、先方は
「おまえ、面白いやつだな」と商談に入れたそうです。
とにかく、何度も会って仲を深めることは、恋愛において、営業において、何においても大切なことのようです。